[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
文藝部誌にて連載してた、Requiem Harmonyのネタバレ含めての語りです。
サイトにUP出来るのはきっと大学受験が終わってからだと思うので、その辺をどうぞご了承の上で。
ではでは、追記からどうぞー^^*
えーっと、何から書いたら良いのかなぁ……。
とりあえず、まずは、部誌で読んで下さった方に。読み届けて下さってありがとう、を。
今になってもう一度読み返すと、本当に拙いなぁとか、綺麗事だなぁとか、色々と分かってないなぁとか、思うんですが。
九月頃から一月頃まで、四ヶ月間を全力で共にしたので、やっぱりお気に入りです^^*
原石くらいには、なってくれたでしょうか?
しーがも、もうちょっと内面を書いてあげられたら良かったのですが、あの時点ではあれで限界でした。
軽い気持ちで自殺なんてテーマに手を出すなと、いっそもうしーがに教えられたような(ノワ`;)
夕奈も、4歳にしては良い子すぎると我ながら思いますし(普通あんな無愛想人間に懐かないよ)、
やっぱりもーちょっとちゃんと詠ってあげたかったなぁ(・ω・`)
うん。でもね。
現実が辛いなぁとか、そんなことを思いまくっていたあの頃。
心が弱いからこそ、ああいう話が書けたんだと思います。
死が実は隣にあること、死ぬのなんて実は簡単なこと、あっけないこと、でも、その重すぎる重さとか。
しーがにカミツレを渡したおばあちゃんは、本当に突発キャラだったんですが、
しーがが自殺した後、どんなことを思ったんだろうとか、色々考えてます。そこまではまだ決めてないんですけどね。
心に癒えない傷を負ってしまった人は、自殺してしまった後どうなるんだろう。
そう考えながらの物語でしたが。
本当はもっともっと凄まじいもので、私みたいな未熟者には到底想像もつかないような、そんな世界なんだろうな、というぼんやりした印象しかまだ私にはありません。
確かに心は弱いし自分を責めてしまうのは癖だしで、少しは近い場所に居るのかもしれませんが、
きっと、桁が違うんだろうなぁ……。
優しいだけが答えじゃないと、最近やっと解ってきましたが、
Requiem Harmonyは本当に唯の芸のない優しさだけを詰め込んで生まれたような話です。
優しさというより、甘さなのかもしれませんが、その境界がまだ私の中ではっきりしていないので保留。
なんか、こう、優しさ故の厳しさとか、見守る優しさとか、突き放す優しさとか、とか。まだ、書けないんですよね。
というか、私がまず出来ない(・ω・`)
そもそも私は優しさとかも本当にちっぽけなものくらいしか持ってないと思うんですが。
オリキャラの奴らが眩しかった時もあったなんて内緒ですよ、はい。
ああ、でも、エターナは唯一見守る優しさを持ってた奴だったかなぁ。うーん。
…せめて死んだ後の世界では傷が癒されますように。
現実のしがらみ全てから解放された世界で、自分のことを許してあげてくれますように。
誰かが泣いてくれようとも、何だろうと、傷は癒せないのかもしれないけれど。
せめてゆっくり沢山の休養時間と優しい言葉たちを。
*
…でもやっぱり、Requiem Harmonyは、私自身が助けて欲しくて生まれた物語だったのかもしれません。
そんなに辛い心境に立たされてる訳は無いんですが、いかんせん心がまだまだ軟弱なので(・ω・`)
死を本気で考えた経験は無いけれど、一番辛かった8月頃は何だか勧誘の声が心のどっかから聞こえてたしなあ。
7階から下を見下ろした時とか。ホームで電車を待ってる時とか。
衝動みたいなものはなくても、(ここで一歩踏み出したらどうなるのかな)なんて、ぼんやり思ってた記憶があるような。
心境的に辛い中で書いた話だったので、こういう物語になったのかもしれませんね。
こういう話も好きなんですが。
やっぱり、もうちょっとこう。内面ばっかじゃなくて、独立して書けるようになったら良いなぁ。
まだ自分の文章をちゃんと操れてない気がするや。
*
結局何が言いたいかって。
自分を嫌いになるのも、自分を責めるのも、辛すぎるよね、って話。
自分に一番近い存在が自分のこと嫌い、って。24時間嫌いだって言われるなんて。
確かに逃げや甘えかもしれないけど、それでも、どうしても全力で愚かだって断言できない。
責めること否定することは、自分で進む道を絶ってしまうことでもあるし。
まだ私が甘いのかなぁ…。傷の舐めあい、なのかも、しれないし。
自ら死を選ぶのは、きっと人の数だけ理由があるんだろうけど。
自分が自分の人格も人生も何もかもを否定してしまった時、人は死んでしまうんじゃないかと、
なんとなく思う、十七歳の今日でした。
*
最後に、Requiem Harmony設定集。
完結直前(一月頭)に走り書きしたのをそのままコピーペーストです。
口調がなんか違ってたらそれはきっと時差です、時差(苦笑。
*
(脳内整理含めて思いっきりメモしてみる。
個人的な見解や偏見や設定の塊な上青臭いことこのうえないですが
一応全力でぶつかってみたつもり なんだ。)
(死の運命と死亡率に関してはは適当に見切り発車したせいでグッダグダ
自分でも何が何やら状態
……一年後の時に直せるかな……)
「死神」
自殺した人(魂)に死後与えられる役職(?)
外見は基本的に生前と変わらない。自殺の際の傷跡もそのまま残る。
(しーがの場合、左手首、腕時計の下に)
白いYシャツ(?)+黒いローブ。フード基本装備。
蝙蝠の翼と死神の鎌もそれぞれに与えられる。
翼は基本そのままだが、鎌が空間を解して出し入れ可能。
もちろん服の背中は翼が通るよう大きく空いている。
ちなみに髪は天界の習慣で基本的に切らない。
髪の長さでその死神が死神になってからどれくらいたってるのか何となく解る。
(あまりに邪魔になったら切っても別に良いみたいだけれど)
「死の運命」
とりあえず、運命として、その人間の「ゴール(死)」は決まっている。
ただし、それは死神自身に知らされることはない。
把握しているのは神様と天使組。
(仮に死神が担当する人物に同情してしまい、その運命を変えられては困る為)
「死の運命2」
死の運命は生まれながらに確定しているとは言え、時間や場所は割と曖昧。特に時間はあまり関係ない…かな?
「何」によって「どうやって」死ぬのか、ってそれくらいのアバウトなものかもしれない。
其処へ至るまでは何通りもの選択肢が人生の中に現れることとなり、
そのゴールまでへの道筋は、ふとした言動や運にさえ左右されて何度も分岐を繰り返す。
何通りもある死の道筋とはいえ、ゴールは一つ、
どんなに遠回りしようとも最終的にはその死へ必ず辿り着く。
何通りも正解ルートのある迷路だと思って貰えれば良いかも。
最短距離のルートも最長距離のルートもありますよね、それと似たようなものなのかもしれない。
(うん自分でもよく分かってない)
「二重奏者」
夕奈はこれにあたる。
二つ以上の死の運命の可能性(ゴールを二つ以上)持つ者。
冥界側でも死のタイミングが図りにくいので困る。複雑らしい。
「現想定死亡率」
現在から想定される、死のゴールへの道筋の中から、
どれだけのものが(回避出来ず)死に直結しているかというモノ。
上の迷路から連想して、もう何の分岐もできっこない、死の運命(ゴール)まで一直線、なら百%。
分岐の先から樹形図のようにルートを想像して、
「現時点で」百本中何本がゴールに辿り着くかという数え方、…なのかな?(←
とりあえずしーが達の場合。(ネタバレ核心)
夕奈の死因は「病死」か「刺殺」かがギリギリまで定まっていませんでした。
だけどルートは少しずつ刺殺の方へ傾いてゆき、
しーがの持つファイルが死亡率80%台を叩き出します。
実はこの時(雨の深夜:とりあえず夕奈の家は戸締り甘いというのは設立済み)夕奈の家に空き巣(シロウト/性格:チキン/この時点でナイフ所持)が進入していたのでした。
しーがが異変に気づくと同時に数字は上昇開始。
しーがが夕奈の部屋に入った時点で90%に達します。
だけどまだ、空き巣が夕奈の部屋をスルーするなり、退散するなり、この死を回避出来る可能性はあった。だけどそれは本当に僅かな可能性。
その可能性はどんどん死んでゆき、夕奈が目を覚ますと同時に90%後半に。
夕奈が眠っていれば、まだ生き残る可能性はあった。
そして空き巣は夕奈の部屋に侵入、驚いて大声で悲鳴を上げる夕奈。
この時点で100%が達成。
空き巣の性格と掛け合わせて、ここで彼はパニックに陥ってナイフを振り上げてしまうのですから。
ああ 解 り に く い !!(号泣)
でもこれが今の自分の全力…!orz
「予測不能」
自殺だけは唯一最初からの運命じゃなく、全て人の意思に起因します。
こればっかりは神様にもどうしようも出来ない。
どんな運命が与えられていたとしても、ルートの途中で離脱してしまう訳なので意味がない。
「死神の鎌」
死神の鎌とは言え、基本的に人の魂を刈ったりは出来ない。
死に辿り着き、身体から解放された魂をそっと受け止めてやるような感じ、かな。
熟れた林檎はほっとけば腐っちゃいますから。
そのまえに受け止めて保護して天界へ連れて行きます。
…うーん……人の身体を土壌として、抜け出た魂はそこから生えた花、その花が枯れる前に刈り取る、ってイメージのが近いか?
「死神制度」
自殺に陥ってしまった魂への、最後の罰であり謝罪であり祈りであり。
てっとりばやく言えば、ボロボロになってしまった魂へのカウンセリング。
(天使たちは死神たちの連絡応対係と同時に影のカウンセラーとしても働いている)
現世、個人のしがらみから切り離し、生と死に触れて欲しいというか。
完全に傍観者、客観的立場になることで、闇ばかり刻んでいた心なら光もあることを。
罪悪感に苛まれる魂なら自分が特別でないことも許されているということも。
とりあえず我ながら綺麗事だなと思いつつそれでも精一杯考えて私の心が出した設定はこれでした。
……ふぃくしょん&ふぁんたじー…!orz ……後悔は してない!
死にたくない人だっているのに、と言うのは多分辛い人には逆効果。
だったらそう、たっぷりゆっくり休息を取りながら、
死にも生にも世界にも思いっきり触れておいで。
※けしてその死神の価値観や考え方や性格を否定してしまうのではなく
でも何か思い込んでいたりそれに苦しめられていたりしたら
悪夢から覚ましてあげる手くらいは、あってもいいかな、と
「行動理念」
死神になると同時に、その死神の生前の行動や記録や記憶や、精神状況から、その死神に預ける魂の数が決められる。
10人で終わりの死神もいれば、100人近く見届けなければいけない死神もいる。
大体魂の疲労状態や性格によって変わるらしい。
「行動理念2」
ちなみに――神様の定めた規定数とは、
その死神が「また生きてみたいと思えるように回復するまで」必要な出逢いと時間の数でもある。
規定数の魂を見届けると、「人格破棄」「輪廻回帰」が許される。
(我が家の小説内個人設定:自殺した時点で、死神の多くは心の疲労から人格破棄(記憶や人生からの離別)を望んでいることが多い。)
破棄するのは人格であって魂ではない。
もう一度生きてみたい、と思えた時点で、
同時に自我の消失も覚悟出来るかどうか。
それが一種の最後の試練。
死神の仕事の方に生きがいを見出して、「永久死神」となる魂も稀にいるとかいないとか。
「とりあえずキーワード」
自己嫌悪、罪悪感、劣等感、自分と人生(もしくは世界)の否定、トラウマ、絶望感
「死神の掟」
とりあえず、担当する人間の魂を保護しそこねたりすることは絶対のタブー。
担当する人間の死の運命を捻じ曲げることも絶対のタブー。
生者に死神の鎌を攻撃の意図を持って向けることもタブー。
ちなみに後者二つの場合は、そこで天界から魔法陣による強制送還がかかります。
「現世での行動」
基本死神は生者には見えない。から傍観者が成り立つ訳で。
(どんなに霊感があろうとほぼ関係ない
でも霊感の強い人は存在を感じたりすることはある)
だけど稀に見える人間がいる。
だけどその人間は全ての死神が見える訳じゃ決して無い。
その死神がもし自殺せず生きていたら、
その人生の先で出会ったはずだった「パートナー」、
その人にだけ、その死神を見ることが出来る。
(ちなみにこれは神様の仕様ミスです)
縁、というのか何というのか。
パートナー→夫、妻、恋人、親友、とにかく人生に大きな何らかの影響を与える人
しーがは、もし自殺せず生きていたら、 って、ちょおおお!;
中学生くらいになった夕奈と人生の途中で出会うはずでした。
(夕奈12→しーが25)
しーがが自殺しちゃってからそれなりに時間は経ってるはずなのにズレてる!ズレてるよおお!
完結してから矛盾に気づいた時の悲しさ(;ω;)
うーん…まあ…うん…フィーリングで(←←)
こっちの世界とあっちの世界は時間の流れが違うって設定も一応あったんだよなそういえば。
とりあえずここはまた今度よく考えてみよう…。
*
その設定と一緒に描いてあった落書き。しーが君です。
完結から十年くらい先には、しーがもこんな笑顔で笑ってくれたら良いなと、願いをこめて。
Requiem Harmony...