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I want to... Dream as if I'll live forever. Live as if I'll die today.
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一日にファンタジーと純文学をいっしょくたに読むもんじゃない…!


えっと。
今日、あんなにファンタジーが好きだと言っておきながら、
読む機会に恵まれなかったミヒャエル・エンデの「はてしない物語」を読み終わりました。
家にないないと思ってたら母さんの本棚の奥の奥から出てきて、
昨日?一昨日?あたりからやっと読み始めたんですね。

で。
「モモ」を読んだときもかなり衝撃を受けましたが、
今回の「はてしない物語」、本当にすごかったです。うん。
あんなにのめり込んだのは初めて、かも、しれない。
世界観も登場人物もみんなみんな目に浮かぶようで、
ページを捲るのさえもどかしくて、もうページの中に突っ込んでいってしまいたいくらい。
なのに顔を上げたら普通の現実世界が目の前に広がっていたりするわけだから、
ちょっと一瞬、あれ、自分何処にいたんだっけ、ってなっちゃったりもしてました。

ああ自分はやっぱりこういうのが書きたいんだな、としみじみすると同時に、
自分にはまだまだ想像力も創造力も圧倒的に足らないなぁ、としょんぼりしつつ。
エンデさんすごすぎる、って読みながら何度か身震いしましたもん。
あー。あー……。


…うん、とにもかくにも、本当に今、この物語を読めてよかったです。
なんだか最近ちょっと悶々としてたことがあったんですが、
ちょうど、その壁の一端にひびを入れてくれたような感じで。
ちょっと脱線しますが、
個人的に、本と人との出会いの運命ってのは絶対あると思うんですよね。
少なくとも私はもう3回くらいそういうのがありましたし、
今回、ずっと前から気になってたお話を今のタイミングで読む気になったのも、
なにか、あるんじゃないかなぁとか。
まあ何となくそう思っただけなんですが(´ワ`;)


あ、ちなみに今日はてしない物語が面白すぎて授業一つサボりました…←
大学の地元まで行ったのに読み終わらないからってスタバに直行、
キャラメルフラペチーノを飲みつつページを捲りまくり。
周りにお客さん普通にいるのに最後で半泣きになってやばかったです。家で読め、私。
フッフールとアトレーユが優しすぎて、もう。ぎゃーす。




さてさて、なんか久しぶりにのんびり日記書いてますが、地味に今修羅場だったりします。
まず、明日のスペイン語の宿題終わってないし(電車内でどうにか)、
土曜はサークルのOBOG会だし、月曜日までになんか小難しいレポート書かなきゃいけないし、
(課題「あなたの周囲にある社会の構造に起因すると思われるような社会問題をひとつ例に挙げなぜそのような問題が再生産されるのかを説明しなさい」……。……こんな広大な課題をどうすれば…)
火曜までに深沢七郎さんの庶民列伝のレポート書かなきゃいけないし同時に月のアルペン山読んでいかなくちゃいけないし、
あ、あと火曜までにライティングでのブックレビューもあった…^q^
とりあえず好きな本やっていいようなのではてしない物語で行きます。
ちょっと1000語以上書いてこいとか死にそうなんですけどグハァ。

というか、庶民列伝…うん……。
レポート書かなきゃだから今日の帰りに電車内で読破してきたんですが、
うん、あれだね、ファンタジーと純文学同じ日に読んじゃ駄目ですね^q^
全然全く世界にはいりこめない。
書こうとしてるものが違うだろうに私のアンテナがファンタジー方面にしか向いてないから、
なんかもう頭の中でファンタジーと現実が混ざってぐおおおおって感じになる羽目になりました。
そんないっぺんに消化なんて出来ないんだぜ…!

…明日あたりまたリベンジ……orz


……ファンタジーって純文学に比べればやっぱり軽く見られがちだけど、
でも、でも、ファンタジーも本当に絶対になくしちゃいけないものだと思うんだけどなぁ。
現実の写し鏡である別の世界でだからこそ見えるもの気づけるものもあると思うわけで。
まあ、そんな小難しいことほっぽって、
普通に純粋に、わくわくすることが出来る、引き込んでくれる、
それだけでも、私はファンタジーって大好きなんですけどね(笑。
だからいつまでたっても純文学を上手に読めない訳ですが…(´ワ`;)




さて、それでは今日はこの辺で失礼します。
おやすみなさーい(´ω`*)





(最後につぶやき。
 はてしない物語の中で、虚偽がこの世界を侵食しているのだ、というくだりを読んで。
 ちょっと、ぎくっとしました。
 なんかなぁ、なんかなぁ、最近たまに自分がこの世界にいることが分からなくなるんですよね。
 特に東京や街中を歩いているとき。
 世界の存在が、全然実感できなかったり、
 なんだか意識というカメラがぐーっと後ろに引いてしまって、
 友達としゃべっている自分の声が、誰か別人が話しているように客観的に感じたり。
 うわぁ、きもちわるい、誰だこれ、みたいな。
 世界の存在がすごく不可解なものに感じたり。
 思わず手を伸ばせば、もちろん触れて、そこにあるんですけどね。
 家にいるときはそんなにそんなことにはならないんだけどなー。うーん。
 思わず一度目をつぶって首をぶんぶん振ってみたりしてしまうことも、最近はちょくちょく。
 
 なにか大切なものを忘れ始めてしまっているような気がする。
 それとも無くしていたことに気づきはじめたのか。
 
 まったいらな液晶テレビには地球の裏側の人が画像と音声として映画と同じように映し出されて、
 あまりにも多い人人人、みんな同じに見えて、境界線を見失いそうになる。
 パソコンをつければ携帯を開けば友達の思いが文字として並んでいるし、
 私も今こうして、感情の一端を指を動かして打っている訳だし。


 …考えすぎかな。うん、寝よう。
 寝ればきっと元気さ。



 どうか、道には迷わないように。結構今、分岐点にいると思うから。)
 
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