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I want to... Dream as if I'll live forever. Live as if I'll die today.
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そんな訳で、せっかくだしさっそく読書日記とか付けてみる。
読書日記って言っても気楽に書きとめるくらいですけどね;;

いやあもう…今日も暑いですね…
起きたら12時だった私が言えたセリフじゃないのかもしれないですが……(←

今日はこのあとご飯食べたらマンドリン練習して、それがすんだら思いっきり絵描くんだぜ!



▽△▽△▽▽△▽△▽▽△▽△▽



◆ハックルベリィ・フィンの冒険――マーク・トウェイン 1885年

私が読んだのは山本長一さんの訳した彩流社出版のものでした。
もともと大学の課題でトム・ソーヤーの冒険の方を先に読んだのですが、
その時一緒に紹介されてたこちらの本の引用が気になって仕方なくて、
借りてきて、読破してきました。
ちなみに引用ってあれです、「よし、それなら俺は地獄へ行こう」ってやつです、ね。

トム・ソーヤーの冒険も面白かったけど、
こっちのハックルベリィの方が面白かったかも。
トムの方は純粋ないたずら(まあそのいたずら描写に色々社会比喩が潜んでるらしいあたりトウェインさん恐ろしいですけども)を中心に日々が流れていきますが、
こっちはもう、ハック命がけですもんね。うん。
あと、ミシシッピ川の描写もすっごい綺麗で引き込まれたってのも…

というか、トムよりもハックが個人的に好きなんですよ、ね。
トムはかっこいいけどなんだかんだ決まった枠の中に納まってる感じがして。
その点ハックは本当に自由で、
ハックが現代文明をさんざんにこきおろしてくれるとこなんて読んでてどれだけスッキリしたか分かりませんよもう…!
ていうかハックって絶対全子供の憧れだよな…!!

……旅に…出たい……/(^o^)\

いやまあそれはさておき。
このハックルベリィ・フィンの冒険はアメリカ文学最大の傑作で、
ここからアメリカ文学が始まるとまで言われているらしいのですが、なんとなくわかる気がします。
なんというか、大人にも子供にも読めて、
面白くて、それでいて深くて……ってのが、一番すごい文学なんじゃないかと…思うんです、よねえ。
難しければいいってもんじゃない、んでしょうか。
そんな、レポートで文学論やら何やらさんざん読んで頭が痛くなった奴の呟きでした(苦笑。

それと、あと、ジムも忘れちゃいけない。
日本人としてはやっぱりよくわかんない感覚なのですが、
黒人奴隷との旅…ってのが、またこの物語を面白くしてるんだろうなあ…。
授業で先生が言ってたセリフを借りると、
「当時、奴隷制を批判するなんて今の車社会を批判するのと同じくらいすごかった」らしいですし。
え…マジですか……?って感じなのですが、
実際に経験したことのあるわけではないのでそこはさておき…。
ハックとの関わりがすごく微笑ましくて優しくて、
王様と侯爵が絡んでくるあたりではもうハラハラしっぱなしでした。ジム良い人すぎる……

ただ、それだから最後はちょっとやっぱり残念だった、かなあ(´ω`;)
あれにもあれで、何か意味があるのかな……。
…今度また、トム・ソーヤーの冒険と合わせて読み直してみたいな。


長々書きましたが、一言で言うならとにかくハックがかっこよすぎました><
なんだろうなこの憧れは。
………
もし将来もうひとつペンネームを持つことがあったら、「白」って字使いたい…なぁ…




◆風の口笛 メルヘン作家の人生はメルヘン――やなせたかし 1991年

地元の小さい図書館でふと目があって借りてきました。
そこまで分厚くないですし、やなせさんの優しい文体で綴られてるので読みやすいですよー。

えっと、これはやなせさんの、
メルヘンとメルヘン作家についてのエッセイ…なんですが、
色んな知識を得られるだけじゃなくて、やなせさんの考え方に触れられたり、
メルヘンってなんだろうって考えられたりして、
すごく読んでよかったなって思える本でした(・ω・*)
何が書きたい?と言われたら小説よりも物語、
中学校の図書室に並ぶようなお話、と呟きたくなる私なので、
すごくどきどきしながら読ませてもらいまして。

で、もう衝動的に「不思議の国のアリス」や「若草物語」「あしながおじさん」やら何やらを買い込んできたのですが(←)、
小学校のころに読んだものはあんなに大きな字で薄い本に印刷されていたのに、
いや、実際はこんなにちゃんと文庫本になってるんです ね…!
童話や児童文学大好きなのにどこかで舐めてました、すいません(´ω`;)
青い鳥なんてノーベル文学賞受賞してるんですって…ちょ…読む…読むわ……

それと、印象的だったのは、
やなせさんが作中で言っていた「よい童話を書こうと考えるよりも、いかによく人生を生きていこうかと考えることのほうが、はるかに大切だ」…ということや、

「本を読むよりも歩き回りなさい」……ということや、

誰かのために物語を書くとき、
たとえばルイス・キャロルがアリス・リデル三人の姉妹のために物語を書いたように、
その時にこそ素晴らしい物語が生まれる……ということで。

「私の人生はそのままでおとぎ話だ」といったアンデルセンのように、
…何とも上手く言えないけど……
がんばろう、と思ったのでした。
 
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