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I want to... Dream as if I'll live forever. Live as if I'll die today.
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さて、遠野旅行二日目…いや、一日目?夜行バス使うと感覚がよくわかんないな…
とにかく、観光本番です。
どうぞ追記からお楽しみください♪


さて、伝承園ってなんぞやといいますと、
「遠野地方の農家を再現し、伝承行事、昔話、民芸品の製作などを体験できます」なところ。
(公式ホームページより文章お借りしました)



こんな感じの曲家がたくさん立ってます。
かやぶきで、屋根には何故かユリの花が咲いてました。
民家に馬小屋がくっついて一つになってる家で、実際に中にもあがれます。
土間とか、奥座敷とか、かまどとかあったりして、懐かしい世界。

で、もう一つ、伝承園にあるのが「御蚕神(オシラ)堂」。
千体のオシラサマを祀ってある小さなお堂です。
オシラサマっていうと、私は千と千尋の神隠しに出てくるオシラサマの方(彼?は大根の神様っぽいですが)を思い出しちゃうんですが、
いわゆるオシラサマって、蚕の神様なんですって(他にも色々あるらしいけど一言で言うと多分こうなる。
昔、人の娘と、娘の家で飼っていた馬とが恋仲になってしまって、
それを知った父親が桑の木に馬を吊るして殺してしまった。
馬の亡骸に縋って泣く娘に父はまた怒って、馬の首を切り落としたところ、
娘と馬の首は一緒に天に上がっていってしまった。
その後、娘は両親の夢の中で親不孝を詫びて、何月何日に石臼を見てほしい、馬に良く似た白い虫がいる、それが私達の化身だ、と告げた、とか。それが蚕だった…とか、確かそんなお話。
それで両親は、娘と馬の人形をつくって、オシラサマとして、祀るようになった…とか。
大分曖昧な記憶で打っているので、興味もった方は自分で調べてみてください…な…!←

*追記
案の定色々まちがってるorz
とりあえず、wikipediaへのリンク貼っておきますので、正しくはこちらで…→オシラ様

そのオシラ堂ですが、迫力が凄すぎて、写真は撮ってきませんでした。
壁中をオシラサマの人形が覆い尽くしてるんですが、千体って予想以上に多いですよ…

ちなみに、オシラサマは布切れを何枚も重ねて服として纏ってるんですが、
伝承園のオシラサマには、願い事を書いた布を、自分で着せることが出来るようになってます。100円で。
そういう意味では、ちょっと絵馬に似てるかな。
私も一枚だけ着せてきました(´ワ`*)



さて、その後は、曲家の中で本物の蚕を見たり、繭を見たり、
工芸館でおみやげもの作ってるおばあちゃんたちを見つつ工芸品眺めてうろうろしたり、
(このときはまだおばあちゃん達に話しかける勇気がなかった…)
…いや、なんかもう、うろうろしてたの一言に尽きちゃうなあ。

あ、そうそう、食事処で「ひっつみ」に挑戦しました!
えーと、郷土料理で、岩手風のすいとんのようなそんなような。

これです、これ。
絶品!というので期待して食べてみたんですが、……
その、鶏肉とスープはめっちゃくちゃ美味しかったんです。ほんとに。
でもちょっと…ひっつみ自体は…うーんもういいかなって感じでした…^q^
単品で食べるんじゃなくて、ご飯と一緒に食べたらもっと美味しかったかもしれない。くそう。


そんなこんなで。
お昼過ぎたところで、これからどうしようかなーとまた地図とにらめっこして、
気まぐれで、「デンデラ野」行ってみるか、と思い立ち、そのまま出発しました。
ちなみに、伝承園からさらに5,6kmほど離れてます。駅からは約11kmくらい。
せっかくここまで来てるんだし、行っちゃうかー、と、軽い気持ちで…

ちなみにデンデラ野は、いわゆる「姥捨て」の場所…といったら言い過ぎかもですが、そんな場所です。
昔は、60を越えた老人は、皆この野原に住んでもらっていたとか。
ふもとの村の農作業を手伝うことで、食事を貰っていた、そう、です。
(ただ、地元の宿のオーナーさんいわく、それはちょっと行き過ぎたイメージで、実際は老人ホームに近い場所だった、との話もあります…ちょっと実際に詳しく調べた訳じゃないのではっきりとはいえないんですが)
近くにはダンノハナという村の共同墓地(昔は処刑場だったという話も?)があります。

まあ、この日記は遠野物語の解説ではなくて、旅行記なので、これくらいにして…

で、結論から言うとめっちゃ遠かったです^q^
いや、距離的にはたいしたことないんですが、
なにせ2,3kmくらい(だと思う)ずーっと(緩いとはいえ)坂道なんだこれが…!
日ごろ自転車こいでないモヤシっ子にはきついことこのうえないのですぐはあ。
しかも、駅から遠ざかるに比例して、どんっどん人がいなくなっていくんですね。
伝承園まではまだ観光客っぽい人もちらほらいたんですが、全く見かけない。
ぶっちゃけ怖い。
知らない場所だし、静かだし、誰もいないし…という。

それでもひーこら、坂がきついとこでは降りて自転車押したりしつつ登っていきました。
途中で、地元のおじいちゃんらしき人が心配して声かけてきてくれたりしました…←
「どこまで行くの?」「ちょ、ちょっとデンデラ野まで…(ぜえはあ」「あとちょっとだから~(道順を説明してくれてたと思うんですがヘロヘロなのといきなり人に話しかけられてびっくりしてたのとでほとんど覚えてません^q^
遠野の人は皆さんほんと親切でした…
とりあえず私は「ありがとうございます」をむやみに連発してたような気がしまs 落ち着こうぜ自分…

さて。
デンデラ野は、ちょっとした丘の上にあるので、
坂道の手前に自転車を止めて、登っていきました。
近くに熊出没注意!的な看板があっちゃったりして山怖ぇええとなりつつ…到着。

本当に静かな場所でした。
あそこまで、視界に人の気配が無い場所は、初めて見た…んじゃないかな…

デンデラ野に立って、ふもとを見下ろすと、こんな風景が広がっています。


ぶっちゃけ、向かいながら、「もう帰りたい帰りたい」と思いつつの道のりだったんですが、
いざ到着してみたら予想以上に静か過ぎて誰もいなさすぎて、
30分くらいゆっくりしようとか考えてたのに、5分か10分で飛んで帰ってきました。
…いや、だって、本当に怖かったんですよ…
なんでも、霊の通り道、という噂もあるらしいんですが、
そんなの関係なく(というか行った時は知らなかった)、静けさに耐えられませんでした。ほんとに。
でもじゃあ行かなきゃ良かった?と聞かれたら、絶対首振るんですが。
今回の遠野旅行の中で、一番印象に残ってる場所かもしれません。


帰ろうとしたら何故か自転車のハンドルにアブだかハチだかが止まってて、
いくら追い払っても自転車動かしてもどいてくれなくて、
15分くらい涙目で格闘したあげくやっとどいてもらったのは別の話です^q^
ゴキブリもクモも平気だけど毛虫と蜂だけはマジ勘弁してくださいもう

あ、そうそう、帰り道は1kmくらい自転車こがずに坂道駆け下りましたよ!!超楽しかった!!!


そんな帰り道に撮った一枚の写真。これ、なんだと思います?

答え→バス停。

これが遠野クオリティ…!!


で、えーっと、遠野駅周辺まで帰ってきたのが3時くらいでしたかねー。
宿の方との送迎の約束が夕方5時だったので、
近くのショッピングセンターでアイス食べたり、
うっかり古本屋に吸い込まれてカードキャプターさくらを三十分以上立ち読みしてたり←、
なにやってるんだ…!って感じですが、あれです、疲れてたんです……

夕方5時、駅前にて、お宿「くら乃屋」さんのオーナーと合流。
…しようと思ったらいきなりゲリラ豪雨だか夕立だかよくわからんものがドシャーっと降ってきたというギャグ的展開がありました。なんだったんだあれは…!
あの時にまだ駅から離れたとこで自転車乗ってたら…とか考えると泣きそうになります。げふう。

さて、ようやく宿泊な訳ですが、くら乃屋さんは市街地からちょっと離れたとこにあるお宿です。
B&B、もとい、ベッド&ブレックファスト形式のお宿。夕飯は外で食べます。
新築なのでピカピカです。猫の従業員さんがいっぱいいます。(くら乃屋さんのサイトのブログに写真がいっぱいありますv
フロントにいた白くてもふもふのでっかい猫さんがすっごく可愛かったんだ…
オーナーさん方もとっても親切でした(´ワ`*)

と、まあ、そんなこんなで、宿到着が5時半くらいだった…かな。
前日予約とかいう荒業に頼りすぎたせいで、
一人なのに12量のお部屋という贅沢をぶちかましてみました。

どーん。広い!ひゃっほー!


で、ちょっと休憩(むしろ畳で寝てた←)してから、
オーナーさんの車で、お勧めのレストランまで送って頂きました。
ちょうど、私より先に遠野入りしてて、ここのレストランが美味しかったからもう一回行きたい!というオーストラリア出身のおじさまと、オーナーさんと、大学のフィールドワークでもうかなり長く泊まってるというお姉さんと一緒に車に乗って…という、ちょっと不思議な感じでしたが(笑。
しかも、お姉さんは途中のスーパーで降りてしまったので、初対面のオーストラリアのおじさまと夕飯をご一緒させてもらう感じになっちゃったりして。
もちろん私は英語なんかカタコトしか話せないのでどうしようって感じでしたが、
カメラ…カメラは凄い…!
オーストラリアのおじさま、ビルさんっていうのでもう今後ビルさんって書いちゃいますね、…の持ってたデジカメで、旅行先の写真をたくさん見せてもらってたら、あっという間にお料理が到着。
タイ、チベット、メルボルン、日本…とか、えーと、何カ国旅行したことあるって言ってたかなあ…。
とにかく、本当にたくさんの写真と、ビルさんのお友達を見せてもらったのでした(´∀`*)

そんなこの日の夕飯はジンキスカンバーガーでした(°∀°*)美味しかったです!
カタコトですが会話も割りとなんとかなりましたよ…よかったよかった…
ビルさんは日本にも何回か来てるそうで、少しは日本語も通じるので、そこもありがたかったです。
ゆっくり単語区切っていうと日本語でもなんとか通じちゃったりして。
「ごめんなさい、私、食べる、遅い、先に帰りますか?大丈夫ですか?」は通じたんですよ…!(これぐらい英語で言おうぜというツッコミは受け付けません←←)
英語で聞き取れなかったときは紙に書いてもらったりして。
ちょっと複雑な感じになってきたら、お店の人に頼んでちょっと間に入ってもらったり。
ワーキングホリデーで留学してたらしいお兄さんがペラペラペラーっと英語で会話してて凄かったです…

しかもこの日は、ビルさんに夕飯代をおごってしまって頂いたのでした…
うおおおごちそうさまでした…!!


そんなこんなで。
オーナーさんに迎えにきていただき、蛍の話を聞いたりしつつお宿に帰還。
蛍の季節には二週間ほど遅かったようでちょっと残念…

で、お部屋についてるお風呂にはいって、
布団でのんびりしてたらいつの間にか寝オチしてました^q^
多分、夜の9時くらいには寝たんじゃないかなあ…電気もエアコンもつけっぱにしてしまったよ…

翌朝7時過ぎには気持ちよく起床しました。
まだまだ続きます。
 
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