I want to... Dream as if I'll live forever. Live as if I'll die today.
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すごく不恰好な花が咲いたんだ
見てくれ
綺麗だろう
この広い広い
恐ろしく広大な宇宙の中で
たったの、一本
見てくれ
綺麗だろう
僕の花なんだ
恐ろしい偶然を潜り抜けて
そっと開いた
僕の花だ
沢山の
沢山の
笑顔と涙と思い出を貰って
よろよろと風に揺れる
不恰好な僕の花
すごく綺麗だろう
だって、この花は
こんなに沢山
人の想いを貰ってきたんだ
美しくないはずがないのさ
『アリガトウ』
君の花も
君の花も
すごくすごく綺麗だよ
沢山の
沢山の
想いの元に花開く
なんて美しい心花
無数の花にくるまれた
なんて美しい
青い星
いつまでも
いつまでも
愛の歌
「ありがとう」
見てくれ
綺麗だろう
この広い広い
恐ろしく広大な宇宙の中で
たったの、一本
見てくれ
綺麗だろう
僕の花なんだ
恐ろしい偶然を潜り抜けて
そっと開いた
僕の花だ
沢山の
沢山の
笑顔と涙と思い出を貰って
よろよろと風に揺れる
不恰好な僕の花
すごく綺麗だろう
だって、この花は
こんなに沢山
人の想いを貰ってきたんだ
美しくないはずがないのさ
『アリガトウ』
君の花も
君の花も
すごくすごく綺麗だよ
沢山の
沢山の
想いの元に花開く
なんて美しい心花
無数の花にくるまれた
なんて美しい
青い星
いつまでも
いつまでも
愛の歌
「ありがとう」
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らくえんに つれていってあげよう。
緑色の檻の向こうで ぎょろり ぎょろり。
何処かで見た 何かが笑う。
呪文のように 口ずさむ。
らくえんに つれていってあげよう。
らくえん?
檻の中から、チョウは聞き返した。
そうさ。
ぎょろりは笑う。
この世の何処よりも素晴らしいところ。
暖かく、美しく、花が咲く。
君の翅も、もっともっと力強く。
君はそこで、幸せになれるのさ。
そうなの?
チョウは聞き返す。翅が震える。
そうさ。
ぎょろりは笑った。ぐぅるり、と。
つれてってあげる。つれてってあげる。
だけどそれまでは、此処で皆と待っていておくれ。
チョウは初めて、檻の中を振り返った。
そこには沢山の、チョウがいた。
大きいのやら、小さいのやら、
目立つのやら、目立たないのやら。
らくえんに行けば、何の憂いもありゃしないさ。
さ、行きたいだろう?
ぎょろり。
まるで上弦の月のように。
チョウは、ああ、と、記憶に呑まれた。
何処かで見た、怖い怖い何かが、見ていると思った。
やがてうなづく。ぎょろりは笑う。
大丈夫、つれていってあげるよ。
だけど。それまで。
君が本当にそれを望むならさ、僕に君の美しい翅を見せてくれないかい?
時が来るまで、君たちの精一杯を僕に見せて。
そうしたら、君は幸せになれるから。
そうして、世界は閉ざされた。
花に触れることは出来ず。
月を追うことは出来ず。
風と笑うことは出来ず。
ねえ。らくえんに行きたい?
チョウは問うた。傍らのチョウは答えた。
もちろん。
ねえ。ぼくは、あの花に触れたいよ。
チョウは嘆いた。傍らのチョウは笑った。
我慢したまえよ。らくえんに行ければ、もっと素晴らしい花が沢山あるだろうに。
そう言ったチョウに、チョウは泣いた。
ああ、ああ、あの花が枯れていくよ。
ああ、死んでいってしまうよ……。
ねえ。らくえんに行きたい?
チョウは問うた。答えは返ってこない。
外の世界は、こんなにも輝いているのに。
君たちはそう思わないの?
ぼくは此処から出たい。世界を飛び回りたいよ!
チョウは叫んだ。答えは返ってこない。
一言だけ、誰かが呟いた気がした。
「…仕方、ない、だろ―――…」
チョウは月を見ている。
精一杯羽ばたいているチョウたちの横で、
チョウは一人きりで美しい月を見ている。
いくつもの目に光を宿らせ、
チョウは、ずっと、ずっと、
月を見ていた。
*
競争社会ってこんなイメージが付きまとうのはどうしてなのかしら(・ω・`)
らくえんは、楽園、落園、
さて、どちらでしょうか。
緑色の檻の向こうで ぎょろり ぎょろり。
何処かで見た 何かが笑う。
呪文のように 口ずさむ。
らくえんに つれていってあげよう。
らくえん?
檻の中から、チョウは聞き返した。
そうさ。
ぎょろりは笑う。
この世の何処よりも素晴らしいところ。
暖かく、美しく、花が咲く。
君の翅も、もっともっと力強く。
君はそこで、幸せになれるのさ。
そうなの?
チョウは聞き返す。翅が震える。
そうさ。
ぎょろりは笑った。ぐぅるり、と。
つれてってあげる。つれてってあげる。
だけどそれまでは、此処で皆と待っていておくれ。
チョウは初めて、檻の中を振り返った。
そこには沢山の、チョウがいた。
大きいのやら、小さいのやら、
目立つのやら、目立たないのやら。
らくえんに行けば、何の憂いもありゃしないさ。
さ、行きたいだろう?
ぎょろり。
まるで上弦の月のように。
チョウは、ああ、と、記憶に呑まれた。
何処かで見た、怖い怖い何かが、見ていると思った。
やがてうなづく。ぎょろりは笑う。
大丈夫、つれていってあげるよ。
だけど。それまで。
君が本当にそれを望むならさ、僕に君の美しい翅を見せてくれないかい?
時が来るまで、君たちの精一杯を僕に見せて。
そうしたら、君は幸せになれるから。
そうして、世界は閉ざされた。
花に触れることは出来ず。
月を追うことは出来ず。
風と笑うことは出来ず。
ねえ。らくえんに行きたい?
チョウは問うた。傍らのチョウは答えた。
もちろん。
ねえ。ぼくは、あの花に触れたいよ。
チョウは嘆いた。傍らのチョウは笑った。
我慢したまえよ。らくえんに行ければ、もっと素晴らしい花が沢山あるだろうに。
そう言ったチョウに、チョウは泣いた。
ああ、ああ、あの花が枯れていくよ。
ああ、死んでいってしまうよ……。
ねえ。らくえんに行きたい?
チョウは問うた。答えは返ってこない。
外の世界は、こんなにも輝いているのに。
君たちはそう思わないの?
ぼくは此処から出たい。世界を飛び回りたいよ!
チョウは叫んだ。答えは返ってこない。
一言だけ、誰かが呟いた気がした。
「…仕方、ない、だろ―――…」
チョウは月を見ている。
精一杯羽ばたいているチョウたちの横で、
チョウは一人きりで美しい月を見ている。
いくつもの目に光を宿らせ、
チョウは、ずっと、ずっと、
月を見ていた。
*
競争社会ってこんなイメージが付きまとうのはどうしてなのかしら(・ω・`)
らくえんは、楽園、落園、
さて、どちらでしょうか。
こんにちは
ねえ そこからボクが見えますか?
ボクがいるのは影の中
暗い暗い水の中
ねえ きっとボクは見えないだろうね
ボクも見えないよ。
暗いって君は言うだろう だってボクもそう思う
何してるのとも言うだろう だってボクも分からない
訳分かんないとか気持ちが悪いとかいつまで甘えているのとか
結局どうしてもらいたいのとか何故明るく考えないのとか、とか
そう思うかもしれないね だってボクもそう思うもの
ボクは卑屈になっているだけかな?
ねえ、君は、何を考えているの? 迷惑だって。やっぱり思うかい?
暗い暗い音の中
ボクはボクらでボクらはボクで
君の君はちゃんと笑ってるかな?
(24時間ずっとずっと
ボクのボクはわらっているのさ
ボクに一番近い隣で
ぴったり寄り添って ずっとずっと
「死んでしまえ」と。)
さあボクを今すぐ忘れておくれ
君は光の在る場所へ
ここを忘れて帰るんだ
今すぐに
帰れなくなるまえに
ボクを弱いって思うかい うん それで正解だ
変な人だって思うかい うん そう思っておくれ
馬鹿で哀れだと思うかい うん そう伝えて欲しい
(痛い 痛い 寒い 苦しい 痛い
助けて 来ないで 行かないで
助けないで……)
全ての光を断ち切れるように。
だけど どうかこれだけは――
もし何処かで、ボクと同じように闇に捕らわれた人がいたら――
思い出してあげてくれないか――
ボクらの聞いているまっくろな歌を……
→結局は自己救済の為の自己投影に依存した偽善に過ぎないのだと、
彼女は笑いながら歌を殺した。
*
たまたま落ち込んでた時に、そんな会話が聞こえて。
八つ当たりのように走り書いていた詩を清書してみました。
それこそ授業で、心の病気のこともっとやってくれないかな。
私の私の声は、本当に辛い方たちに比べたらどれだけちっぽけなのか分からないけど。
自分を責めて自分を嫌うことは凄く辛くて悲しいことだってことくらいは、分かっているつもり。
こちらの意思とは全く関係なく、一方的に降ってくるもの。
とても冷たくて、痛いもの。
だけど自分で触れてみない限り、その冷たさが絶対に分からないもの。
降り積もったら、暖かくなるまでいつまでもいつまでもそこに留まるもの。
春と芽吹きを遠ざけるもの。
歌の中や物語の中や、窓の向こう、見たり聞いたりするだけならとても美しいのに、
いざ自分の上に降ってくれば辛くて堪らないもの。
ほんのすこしなら神様の贈り物。
どさどさ降れば、死の匂い。
そのただなかに裸で踏み込めば、朝日が来る前に絶対に死んでしまうもの。
なーんだ?
(こたえは)
(心の)
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