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I want to... Dream as if I'll live forever. Live as if I'll die today.
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ぱちぱち
ぱちぱちぱち

笑う雨音は世界を叩き
空気という空気に、砂嵐を巻き起こす

ぱちぱち
ぱちぱち

何よりも澄んだ青紫の光が
ばしんと空を切り裂いて
大地を歩く人々は、びくりと肩を震わせて
必死に灯した人の火も
どこか滑稽に濡れ細る
勝てるわけがないんです


真っ暗真っ暗漆黒の闇
あまりにも美しいしっとりとしたその夜を
掻き回しては
眩しくて
眠りすらも許さない。


神の成る紫電の怒り
どうかどうかこの闇を乱す
雑多なノイズをその一撃で
全て叩き壊してしまえ

美しい完全な闇の底
安全なガラスの箱の中で
そしたら私は手を叩いて
穏やかな平和の訪れに
安らかな眠りに落ちることを
きっと許してもらえるの。





いや、雷が綺麗だったので、つい……←
なんか停電って見てる分にはわっくわくしますよね。
いざ自分の身に起こると凄く困るんですけどね。

身勝手、身勝手。


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青い空をざあざあと
氷晶の舟が流れていきます
其処はどんなにか冷たくて
そして清浄な世界でしょうか

雀と烏と鳩と鴨
たった片手で事足りる
鳥さん鳥さん
こんな狭い渓谷を
わざわざ飛ばなくても良いでしょうに


それでも緑は輝くのです


首を痛めても痛めても
この渓谷は狭すぎるのです
高く高く聳える雑多な大地
斑模様に不調和の後
ああほら また邪魔をする


この狭い狭い渓谷の底から
見上げる空はあんなにも青く
天使が気持ち良さそうに
悠々と翼を広げています

周りには仲間が沢山沢山沢山いて
この渓谷を愛していて
だのに私は、
目に霧の板を立て掛けて
仲間を見るよりもずっとずっと真剣に
空を青を 緑を風を
泣きそうになって見つめています
静かな静かな
仲間のざわめきの無い
そんな世界にばかり
焦がれて 焦がれて



現実遮断は簡単です
人のない孤独な世界なら
自分の中の醜いものにも
気づかずに
いられるのですから。





黒と灰色の一面に、
てんてんと、濁る色彩。
例えば時計の秒針が微かに微かに震えるよりも早く、
溶けていく世界があるとしたら。


人は歩いた、
一歩後ろの世界が溶けた。
人は歩いた、
一歩前の世界が現れた。


表面張力でゆらゆらと、
歩く、歩く、
次には消える刹那の世界。
立ち止まろうと、しても、
きらきら、きらきら、
あまりに街は明るく、
歩く人は、みんなみんな、
世界のことなんか忘れている。


ほら、今、
あの摩天楼の裏で、つむじ風が踊ったよ。
ほら、ねえ、今さ、
墨を流した真っ黒なだけの空の底で、
新しい星が生まれたよ、
ねえ、ねえ、見えないのかい。
こんなこと、どうでもいいのかい。
ひゅおうひゅおうと吹き荒ぶ、
背筋を撫でる街の息吹きも、
耳の中で明るく歌う、
見知らぬ誰かの声の底。


人は歩いた、沢山の沢山の人が歩いていた。
その小さな若木にも満たない身体の奥に、
沢山の物語を刻んできたはずの人々が、
みんな同じ顔をしていた。
流れていく、流れていくよ、
まるでただの木の葉のように。
今ふと誰かが掻き消えたって、
みんなきっと、気がつかないよ。


街が静かに口を開いた、
さあもうすぐ川が終わるよ。
滝壺に呑み込まれるのを、
今か今かと、待っているよ。


足を踏み出した人の後ろで、
また一つ、世界が消えた。







(ぶちぶちと下らないことを垂れ流してるのでスルー推奨なのです)















・女の子の日の前にCoccoを聴きすぎたら情緒不安定になると何度言ったら
・東京の夜に独りは怖い、何か具体的な恐怖はないけど、その、不自然な非現実が見えてしまう。
・何故夜なのに、ひとつの星も無いんだろう
・何故夜なのに、こんなに人がいるんだろう。
・夜だとさ、本当に、みんな同じに見えるんだよ
・おかしいね、高校時代だってそれなりの都会(?)に通っていたのに。

・孤独より埋没が怖い。
・たとえ甘えと言われても、この場所に適応してしまいたくない。
・朝は、みんなと違う、遠回りだけど緑の多い道を、わざと。
・可愛いのは分かってるし確かにそう思うけど、お化粧をしたらなんだか「普通」に紛れてしまいそうで嫌だなんて、「女性」に分類されるのが怖いなんて、「可愛い」という価値観を世間一般の基準にコントロールされてしまう気がして嫌だなんて、どれだけ子供なんだろう、なに馬鹿なこと言ってるんだろう
・…なにやってるんだろうなあ。なに変なこと、考えてんだろうなあ

・大人にはなりたい、
・「大人」にはなりたくない。
・女の子でいれたらいいのに、と思ってしまう
・女性、という響きに後退りしたくなるのは、何故だろう

・こんな馬鹿なことを考えてる時点で心配するまでもなく子供なんだろうけど


・大人と子供を併せ持つのは、やっぱり、無理なのかなあ
・埋没を恐れるのは、自分が空っぽになりそうなのを予感しているからなのか
・変わりたい、変わりたくない。

・そうしていつまでも過去にばかり。



・とりあえず寝よう、そうすれば、全て解決。


(虫(蛾)関連の詩なので苦手な方お気をつけて)





盲目の鍛冶屋が、
強かであれ!強かであれ!と、
がらがら声で喚きながら、冷たい鉄の槌を振り下ろした。
何度も何度も何度も何度も。
ぎんがんぎんがん、響く響く、
鼓膜に針を突き刺すように。

嗚呼その矛先にあったのは、
真っ赤に輝く剣の源ではなく、
柔らかな腹を持つ一匹の蛾であったのに。
紅き燐粉の火花がぱっと散り、
ふっくりとしたその腹の、
無惨な擬音は、掻き消され。

強かであれ!
強かであれ!

最後の羽ばたきが、やわりと震え。
噴き上がった光の粒子が、埃に紛れて舞い落ちる。
哀しき蛾の悲鳴など、人間なんかには届きやしない。

強かであれ!
強かであれ!

そしてとうとう盲目の槌は、
臨終の蛾の胸を粉々に叩き潰したが、
嗚呼勇ましき、盲目の槌、
最後まで赤き剣を鍛えたとしか見えぬまま。

お前が彼を殺したというのに。




(そんなことさえ取るに足りない?)





昔に書いて仕上げ忘れてた詩を発見したのでアップしてみましたー。
ちょうど課題で萩原朔太郎さんを読んでた頃なので、なんとなく文体がそっちよりですね。
本当影響されやすいなあ……;


要は、「風邪だって冷やした方が良いのと暖めた方が良いのとあるやん」ってこと。




あ、そうそう、今、新種のウィルスが流行っているみたいですが、
私のところは恐らく大丈夫です。
もう一つのサイトの方調べてたら1日が終わってしまって、
まだこちらはちゃんと確認出来てないんですが、
もう一つの方は大丈夫なようだったし、
少なくともこっちはここ最近更新出来てないからね…(笑。

何故かワードが上手く起動出来なくて、文藝部の作品のhtml化が全く進みません…orz
近々新しいパソコン来るはずだから、その子でどうにかするしかないかなあ……。


寂しい寂しい夜空の底に
ひび割れた綺麗な水晶の欠片が
歪にぼこぼこ
光をきらきらと虹掛けて。

いつかに投げ捨てたその水晶を
そろりそろりと持ち上げて
頬を寄せて
ささやかなキスを。
抱きしめたらね、とくとくと、
鼓動を感じたような気がして。
孤独な孤独な欠片の水晶、
お前はこんなにも暖かい。

冷たく冴えざえと音の降る、
星空の下で、赤子のように
身体を丸めて、強く強く
抱きしめて。

ごめんね、
ごめんね、
大好きだよ、
でも、ごめんね。


ちっぽけな欠片は
胸にざくりと空いた穴を
やっぱり塞いではくれずとも
高い声でさらさらと
優しく歌ってくれました。







課題の、太宰治さんの津軽をやっと読破しました。
ハッピーエンドなのに、それなのに、こんなにもたまらなくなるのは何故だろう。
明日の授業で、みんながどんなこと考えたのか聞くのが、楽しみです。


ちなみに今日の詩は、津軽読んでなんとなく詩が書きたくなって、
あなたは気づいてないだろうけど、
私はこんなにもあなたが好きだよ、
あなたが寂しいと泣いてる時、
あなたに手が届かないのが悔しいと私は泣いているよ、
…的なのを書こうとしてたのに、気づいたら全然違うのになってた。あるぇー?(・ω・)

「絶望するな」、か……。


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