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I want to... Dream as if I'll live forever. Live as if I'll die today.
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偽者の詩さえも刻めない
その世界の中で
ぐるりぐるりと廻っていく
遠い遠い
手の届くわけも無い蒼い空
いつまでも
歌い続けるのなら
どれだけの言音を風に乗せようか

自分の言葉さえ
自分の心さえ
信じられないよ
嘆く声で歌ったのは
遠い記憶
今の記憶
廻り続ける
歌声の記憶

弱いまま
弱いまま
誰一人さえも守れずに
全て
小さすぎる手のひらの海から
世界の終わりを告げるように
零れ落ちていくのなら
何を喜びと呼べるだろう?




(作成…7/26
 清書…8/18)
 
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恒久の夢
虚空の彼方
黒の中の蒼
空に落ちる星の夢

ひとつ
鼓動
刻む音

その一瞬の音の中で
いくつの世界が
廻るのか


永遠の蒼
永遠の星

星の鼓動

鳴り響く音が
風に乗って
永遠に終わらないオルゴールの
賛美歌のように
廻り巡る

命の歌を





この世界で
聞くことの出来る命は
どれくらい
残されているのでしょうか


言葉を語らぬ
私たちと同じ星に生きる
忘れ去られてきている命たちの
純粋な瞳の水面には
どのような世界が
映るのでしょうか


廻る世界
絶望的に広すぎる常闇の只中
ぽつりと灯った
蒼い光の中で

きょうもひとつ、こどうがきざまれる

届かない声。
生まれない声。
どうすれば良いのか、それすらも、
指の間から零れ落ちる。

あまりにも儚い、
触れたらぱりんと割れてしまいそうな硝子細工が。
心を、震わせて、
声を殺して泣いている。

触れることなく、
悪い夢から呼び覚ますには、どうすれば良い?
抱きしめたらきっと、粉々に、砕けてしまいそうな。
あんなに、透明な。
大切な、

もしも砕けてしまったら、わたしは治してあげられるの?


価値観や基準の相違とか
考え方のすれ違い
たくさんの心の交差点で
たくさんの声が響く世界
重なってこそのハーモニー
分かっている、
そう、分かっている、
それでも、
悲しい声は、やっぱり、
ひとつでも、温もりに救われてほしいのです


この世界にいちゃいけない人間なんて
初めから
絶対に
いないんだ。



触れたら壊れてしまいそうな硝子細工が
声を殺して泣いている
怖いのは
抱きしめて、壊れること、それとも、
抱きしめて、拒絶されること?


あの心の中に、きっとわたしはいないでしょう。
かつてわたしも聞いていた、真っ黒な夢の子守唄。
あの真っ暗な闇の中で。

今の、わたしの中には、
ちゃんと?

大切という言葉の、擦れ違い。



届きますか。
祈り声は届きますか。
歌声が拒絶されるのが怖くて、
祈ることしか出来ないわたし。
他力本願と名のついた、
動くことの出来ないままに。
おせっかいと過剰介入と、身の程知らずと。
そう呼ぶべきことも、知っている。

それでも、あなたが。
あなたの痛みが、

救われたら、いいと。







『I think so.』
(私は そう思うのだ)

流れ続ける蒼を
留める魔方陣は海の底にたゆたい
絹に包まれた夢を見ている

未来なんて見えないのに
後から悔いる私の声が
遠い未来から聞こえてくるんだ

砂時計の中で
恋焦がれた空の手を掴もうと
雪のように舞い落ちる
時の粒子に埋もれながら

未来は過去に
過去は未来に

ひとり廻る砂時計


どうしても捨てることの出来ない
遠い日の縫いぐるみ
ほつれても 汚れても いなくなってしまっていても
抱きしめ続けているの
時の粒子に 埋もれても
棘のような視線から一人だけで戦うために

「意思を曲げられないのは」
「只の甘えなのでしょうか?」


流れていく蒼を
留めたいと泣き叫んでも
そんなことは夢の中の
呆れるような物語。


「流れていく蒼の先には」
「きっともっとすばらしい蒼の世界が」



未来なんて、わからないのに?







砂時計の中で
どうか今は時を止めた夢を
時の粒子に埋もれても
どうか今だけは幸せな夢を


「目が覚めたら」


いつかこの小さな砂時計を、
粉々に砕いて、
風に乗せて

永遠の空へ還そう。
 

 
歌声が彼方彼方まで響きゆくように
私たちの声が聞こえていますか


どうかせめて幸せな夢が
あなたを優しく包んでくれますように


白い花の中で
時を止めた あなたは
薄い硝子の壁の向こう
別の世界に いるようで
其処には誰もいないのだと
ただ淡々と時が言う

真っ白な花園に
朗々と響く悲しい祈り
涙の流れる川岸は
深く深く沈み往く
そんな場所 きっと寂しいでしょう


声を枯らして 祈り声
涙を空へ捧げましょう
伸ばした腕の先に見る
あなたに似合う あの蒼へ


光り輝く太陽の下
あの青い青い空の下
弾けるような歌声と
笑顔があなたに 在るように

あの青い青い空の遥か向こうの
私たちが帰る場所へ

光の満ち溢れる場所へ


あなたの声も 想いも 何も
私には 聞こえないけれど
こぼれる涙の木霊さえ
消えた世界の向こうがわ

どうか
あの蒼の彼方で
あなたが笑顔であるように
力強く 走り続けているように


傲慢と呼ぶような祈りでも
少しでも
あなたへと届きますか


この蒼の続く場所に
きっとあなたがいるのなら
その笑顔が輝くことを
どうか
ずっと 祈ってる


幸せな世界が
幸せな空が
どうかあなたに在りますように
伸ばした腕の彼方
どうか幸せな夢が
あなたの笑顔に在りますように





(ごめんね)


(ありがとう)


(さようなら。)
 
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