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I want to... Dream as if I'll live forever. Live as if I'll die today.
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意味の伴わない茫漠色の言葉ばかり
実感の伴わない死んだ言葉ばかり

並べて!


言葉のさざ波の走る
湖の向こう
白い少女が
その細くか弱い人差し指を
まっすぐに持ち上げ
伸ばし
指差し
告発する
弾劾する

「ほら、また」

森の静寂を破り
少女は叫んだ


「うそつき! うそつきうそつきうそつき!!」



抉られたおなかを抱えて
(当然だ、刺されたのだから、)
うずくまる私の声は息を止める

(刃突き立てられた子宮からたらたらと糸を引く血を流しながらなんてそんな言葉は幻だ)


洪水のような表現技法に埋もれた想いの芯を
道行く人は見つけない

(わたしのうたはだれかのものじゃない)

美しく繊細に幾重にも巻きつけたその言葉の織物を
彼女は指さして叫ぶ叫ぶ
言葉で引っぺがせるのならば全てなくなっていっそ沈黙、

「うそつき!!」
 

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拝啓――



その手は開いて

時に握りしめて

強く震えて

それでも開いて

細い腕に

細い脚に

日に焼けた夏の影と

旅のハミングを

風を切って

時に倒れて

クローバーの海に浮かんで

北風の泣き声にも

耳を塞がないで


頼りないおなかで

歌声を張り上げるように

鼓動は

夢と現実に

休むことなく

痛みと愛しさを

拒まぬように


曇る眼鏡は

洗うのを忘れずに

乾いた瞳は

雨を忘れずに


硬い頬

心の水面に

蓋をすることなく

そしてどうか

唇に物語を

誰かの名を

物語を。

 

小さな手のひらに

人の手を

弱い足裏で

大地に強く

道に迷い

立ち止まり

うずくまり

眠りに沈んでも

やがてくる朝の風

目覚めの

言葉を





言の葉の

揺れる水面

底に沈めたビー玉を

ひび割れたガラス玉を

忘れないで

置き去りの

あの日の木漏れ日を

織り込んだ

小さなものを



汚れた手

嘘だらけの

花束を抱いても

霧に覆われた

揺れる瞳も


弱い足の裏で

クローバーの空

佇んで


あの朝日に





「おはよう」

 
昔、昔
ではないようです

いつかの明け方のことでした
もう誰も覚えていないほど
遠い昔の雲の上
人の生み出す言霊を
ばらばらに千切ったかみさまが
どうやらどうにも憂い顔

ついとその手を伸ばすや否や
人々の話す言葉から
誰かを傷つける言霊を
全て取り上げてしまったのです


彼女は私に問いました

「それでみんな幸せになったの?」


私は黙って微笑んで

「とても静かな世界になったよ」


そう言って、眠りにつきました

ある日の夢の話です



うずくまった君はいつもいつも
涙を流すこともしないで
平らな目で時間を止めて
誰にも助けを求めずに
じっとじっと
耐えているんだ

はたはたひららら
春の雨が降る
ひたひたはららら
息が出来ないお魚みたいに
ぱくぱく歌うあぶくの唄は
誰にも届くはずもなく

ひら ひら
舞いゆる甘い香りに
聞こえますか?
甘やかなハミング
軽やかな手拍子
暖かい雨に髪を濡らして
踊ろうよ
愛しい貴女
泣きたいような悲しい傷に
触れたりなんてしないから

優しいワルツよりもきっと
小鳥みたいなステップで
僕はギターを奏でながら
貴女にひとつキスをするから

ねえ、歌って
愛しい貴女
貴女を苦しませるその傷の痛みを
どうかひととき子守唄に抱かせて
メルヘンみたいな春の雨の中で
一緒に踊りたいんだ
君がほんのひとときでも
悲しみを忘れられるように
そのまったいらな牢屋の中に
ほんのほんのちょっとでも
春の陽射しが射し込むように

貴女がほんのひとときでも
悲しみを忘れられるように








ちょいと疲れやらサークルでの心配ごとやらが積み重なって、
大学帰りの電車の中でどろどろしかけてたんですが、
気紛れにやけくそで再生してみたビートルズの「I Want to Hold Your Hands」聞いたら一発で治ってしまったので、
感動したついでに、甘い甘いラブソングなど。
べたべたなので正直英語で書きたかったんですがそんな力ありませんでした\(^o^)/


恋の詩を書くのは好きですが、どうやら私は恋愛に向いてない人種のようなので、
みんなみんな夢っぽいというか造花っぽい詩になっちゃいますね。
甘酸っぱい話聞いたりすると良いなぁとは思うものの同時に自分はないだろうなという気になります。
他人の存在があんまり自分の中に無いからなあ…。
一人でも普通に行動出来ちゃうどころかあんまり入ってこられると逃げたくなっちゃうしなあ…。
無理だな(^q^)
もうあの一度っきりで十分な気がする最近である
ま、向いてないんだろうなあ


なんでこんな話してるんだって最近やたら周りでロマンスの神様が飛び交ってるからなんですけどね!



まあそんなことはどうでもよくて、つまり何が言いたいかって、おなかすいたなあってことです\(^o^)/

※本日の夕食→サッポロポテトバーベキュー味一袋


あ、やっと地元着いた。
今日はちゃんと早く寝るぞ!



誰も知らない外国の
誰も知らない野の原で
ただじっと
ただじっと
視線さえをも動かずに
立ち尽くす昼を夢にみる

冷たい雨が降っていて
灰にぼやける緑のふちで
びしょ濡れになり
身体の芯が震えても
誰にも叱られることのない
美しい野の原を夢にみる


幸せは
ただありのままに


電信柱もビル影も
人の作った何もかも
視界に映らぬ野の原で
ただしんしんと降る雨に
震えて震えて
打たれていたら
人の世界に仰ぎ見る
青い薔薇を探してしまう
この心を殺せるでしょうか
差し伸べらるる優しさを
子供のように望み続ける
なんにもしない我が儘の
この手は壊死してくれるでしょうか


だぁれもいない野の原で
冷たい冷たい雨に降られて
ひとしきり泣いた後ならば
誰かにすがることもなく
もう夢を見ることもなく
静かな静かな平穏に
一人で生きてゆくことが
出来るようにはなるまいかと
誰の愛をも望まずに
ただそっと
人を愛せるような
強い人になれまいかと



夢を見ることに疲れたら
馬鹿な夢の見に酔って酔って
味の無い涙で泣いて泣いて
さよならさよなら喚いて倒れて

目が覚めたなら
もう一度



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