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I want to... Dream as if I'll live forever. Live as if I'll die today.
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長々と書いてきましたが、これで最後です!
書きたい部分とつなぎで書いた部分が文章のノリからバレバレかもしれませんが、そこはご愛嬌ということでお許しください…笑


それでは、追記からどうぞー!


福山荘の話をもうすこし。
築50年くらいの、本当に昭和時代にタイムスリップしたかのような木造お宿で、
部屋の鍵が上手く外から閉まらなかったりしちゃう。
(一度ドアを開けたままで、内側から鍵をかけて、バタン!て閉めるとちゃんと掛かる)
プライバシーが気になる人とかは戸惑っちゃうかもしれないなあ。

でも、駅から五分の場所にあるのに、すごくのんびりした時間が流れてる場所でした。


とりあえず荷物を置いて1時頃だったかな?
そこから、また駅に行ってレンタサイクルをお借りして、駅周りの探検を開始しました(`・ω・)
お昼食べる場所を探しつつ、昔話村とか、博物館とか、
そういう、観光客向けの施設がわりあい駅の近くに集まってるので、そちらを中心に。

くら乃屋さんで頂いたグルメガイドマップを手に、
遠野ラーメンがあるというお店に行ってみたらなんか工事中だし入り口よくわかんないしでとぼとぼ引き返したりしてたので、お昼にありつけたのは確か2時とか3時とかだった気がします(笑。
博物館の近くの小さな食堂でジンギスカンラーメンをあっついあっつい言いながら頂きました。
「またジンギスカンですか」っていうツッコミはなしでお願いします\(^q^)/
お店の奥さんとちょっとお喋りしつつ、(基本「暑いですねぇー」ばっかり言ってた気がw)
デザートに冷えたスイカをもらっちゃったりして。

この日の心残りは、博物館に行ったのが閉館20分前くらいで、ほんのちょっとしか見られなかったことですかね…うーん。
展示とか、昔話を遠野の言葉で語ってのミニ映画とか、面白いのがいっぱいだったんですけど。


宿代節約も兼ねて、夕飯は外でとることにしてたので、
一度宿に戻って休憩してから、駅の近くの隠れ家的レストランへ。
最初は入り口が分からなくて右往左往。
やっと見つけて入ったら、なんか、なんか、民族調の雑貨がいっぱい置いてあったんですが、
本当に敷き詰める感じで置いてあったので、若干雰囲気に気おされつつ、おそるおそる中へ。
何がびっくりしたって、BGMがエヴァの「甘き死よ、来たれ」だったことと、
お客さんが常連さんっぽい方一人とマスターさんだけだったことだよ…!うひー!
店内はエキゾチックな感じで面白かったんですが、ぶっちゃけ緊張で内装よく覚えてないですギャア。
せめてもうちょっと年相応の格好で来ればよかったなぁとぐるぐるしてたものの、
スパゲッティが美味しかったのと遠野の民族文化雑誌?をタダで頂けたのと(←)で出る頃には大分落ち着いてました。
あそこは、一人じゃなくて、友達とわいわいしながら行きたいお店だったなー。

帰り道で、遠野の郷土料理「けいらん」(鶏の卵型のおだんごみたいなの)をふいに食べたくなって、
もう一軒閉店間際のお店に寄り道してみたら売り切れてたのは別の話です^q^
結局チーズケーキと紅茶を頂いて帰りましたハイ…おいしかったです…

その日はそれくらいだったかなあ。
で、ホテルに帰って、頂いた雑誌に「とおりゃんせ」のことが出てたので、
ツイッターで「やった覚えない」とか呟いたら色々反応があって、面白かったのです。

ちょっとそろそろ書くのも(多分読むのも)くたびれてきたので、ちょっぴり早足で次の日へ。




8月4日め、遠野最終日です。
朝ご飯を頂いてから、もうすっかり馴染みになった観光案内所で自転車借りて。
2日についてからずっと曇り時々晴れ、だった天気が、
やっと晴れ時々たまーに曇り、ぐらいになったので、最後にもう一度カッパ淵と伝承園へ行ってきました。
のんびりのんびり自転車をこいで、朝の9時ごろかな、に、到着。



カッパ淵です。
朝早かったのもあって誰もいなくて、のんびりぶらぶらしてました。
三十分経ったくらい?から、犬を連れてお散歩のおじさんとか、観光客の人がちらほら来ましたが、
やっぱりすごく静かで落ち着く場所でした。あー、またいきたい…!

河童の昔話って、本当に色々あって、
遠野の河童は赤い色らしいんですが、遠野物語系の本を読むと、
「赤い河童=赤子のことだったんじゃないか」とか、
飢饉の時に間引くしかなかった赤ちゃんとか、が、河童に繋がってるんじゃないかとか、
そんな説がたまにちらちら出てきたりします。
(確認してないので記憶が若干混ざってるかもしれません…オシラサマも大分ごっちゃになってしまってたし)
でも、とにかく、河童淵はいいところでした。
私の地元の川が、こんな風に澄んだ小さな川ではなくて、
少し潮の香りのする、大きくて、緑色で、底がよく見えない川だから、なおさらそう感じたのかもですが。
(ぶっちゃけ、地元の川の方が、河童がいてもいいんじゃないかと実は思っていたりモゴモゴ。
 だって、底は見えないし、草ボーボーだし、天然ガスの影響だかなんだか、川の水面がしょっちゅうぽこぽこ泡たってるし)
こういう明るい川が近くにあるのが、ちょっと羨ましかったり…。

まあ、そんな感じで。
一時間ほどのんびりしてから、また伝承園へ行ってきました。
今度は、民芸館…だったかな、で、お土産の郷土品をつくってるおばあちゃん達ともちらほら会話が出来ました。
(工作体験みたいなのもあったんですが、勇気なくて出来なかったよ…うう…)

藁で作った馬の人形と、可愛い座敷わらしの人形、あと、蚕の繭で作った河童の人形をお買い上げ。
河童の人形は妹に上げたらすごく微妙な顔をされました^q^可愛いのに

ここのお食事どころで、昨日食べ損なったけいらんに挑戦。
暑かったので、冷たい汁をかけてもらって、頂きました。
おだんご自体は熱いので、なんとも不思議な味がしました(笑。
なんていうんだろう、ちゃんと食べたことないからよくわかんないけど、餡蜜に近い、のかなあ?
…いや、ちょっと違うか、あれは。白玉か、どっちかって言ったら、うん。

しかし、あの売り切れだったけいらん(昔ながらの胡桃入り!って文句がまた惹かれるんだこれが)、食べたかったなぁあ(´・ω・`)

次行ったときにリベンジ!(`・ω・´)


さてさて。
「帰る前に地元のおばあちゃんの伝承語り聞くぞ!」と意気込んで駅まで帰ってきたはいいのですが、
遠野民芸館だったっけ?で、毎時0分からあると思ってたのが12時だけ見事にお休み

遠野駅でやってる昔語りも12時10分からお昼休憩で50分までお休み

新花巻駅の新幹線の時間に間に合うためには1時過ぎの電車で遠野でなきゃいけない

\(^o^)/

な事態が発生。
なぜちゃんと時間調べておかなかったし自分…!とぷるぷるしつつ、
観光案内所のお土産やさんうろうろしたり、
駅近くの喫茶店でパフェ頂いたりしたり(急いで帰ってきたから暑かったんですよものすごく…)しつつ、
お昼休みが終わった時間ちょうどくらいに駅に駆けつけて、
おばあちゃんにお願いして、聞き手が私一人だけだったのに、お話してもらいました。
その時話してもらったのが、オシラサマの話。
もう、遠野物語でも読んで、博物館でもいっぱいそれ関係の資料やアナウンスも見て、
話の筋も分かってたのに、やっぱり、生で話してもらうのは、全然、違いました。
わかってるのに引き込まれてしまう。
お話自体は10分足らずのものだったんですが。
…あー、上手くかけないな。素敵だったとか、そういう、一言で言えるのとはなんか違う…
やっぱり、遠野行ったら、一度は地元のおばあちゃんのお話聞いてみてほしいです。ハイ。

千葉から一人で来ましたーとか、何処見に行ったとか何処が凄かったとか、そんな話をしてたらあっという間に電車の時間に。
まだまだ話の途中だったんですが、ばたばたお別れして、駅までダッシュしました。
うう、今書いててもちょっと悔しいな…
まあ、そんなこんなで、駅に駆け込んだら、なんかもうみんなホームで待機状態というか電車来る1分前くらい。
駅員さんに「もう電車来ちゃいますよー」と心配顔で出迎えられてしまいました…
幸い、先に切符は買っておいたので、ぜいぜい言いながら改札通してもらって、憧れの釜石線へ。
本当は遠野に来るときに乗って来たかったんですが。

私が乗ったのは二両編成の小さな電車で、ボックス席で、でも、古い感じはしないものでした。
釜石線は、ほとんどが単線なんですが、線路の本当にぎりぎりまで、
田んぼとか、森の緑が押し寄せてくるんですね。
田んぼのどまんなかを突っ走れるとか、しかも、まだ穂が出る前の真っ青な田んぼの中を走れるとか、
ほとんど草原の中を走ってるようなものだったと思います。
最初は、すげーすげー言ってばっかで、窓に顔くっつけてたんですが、
あまりにも緑の景色が続くので、30分くらいで、気づいたら眠っちゃってました…

我ながら、よく新花巻駅で飛び起きられたと思う。うん。すげーヒヤヒヤした。


新花巻駅は、花巻駅と打って変わってすごくピカピカの大きな駅でした。新幹線通ってるし。
でも、雰囲気としては、やっぱり、花巻駅の方が好きかなあ…うん。
まあ、そんなことはさておき、この時点で新幹線発車の15分とか20分前くらいだったので、
駅弁(SL弁当!)買って、いそいそ乗り場へ。
やまびこ自由席に乗ったのですが、電車は(この時点ではまだ)ガラガラで、
窓際に陣取って、しばらくは風景をずーっと見てました。
新幹線は本当に速いから、景色も凄まじい勢いで変わってくんですよ、ね。
緑と青だけだった景色が、ふっと顔上げたらビルいっぱいの景色になってて(多分仙台付近)、
かなりぎょっとしてしまったり…

途中でうとうとしつつ、日が傾きかけてくる頃には、無事に東京に着きました。
あまりに景色が様変わりしすぎて、ちょっと呆然。
空の色も何もかも違う。のが、なんというかこう…
都会と田舎どっちがいいって話がしたい訳じゃないんですが…
3時間くらいの移動でここまで景色が変わると、自分の方が着いていけなくなるみたい、です。
(今から沖縄旅行が心配だ…今度は飛行機だよ…おおう)

余談。
今回の駅弁で、実は初めてまともにイクラに挑戦しました。
…撃沈しました。
ししゃもの卵くらいの大きさならいいんですよ!
でも、あの、イクラって、地味に大きいじゃないですか!しかも赤いじゃないですか!
食べたらぷちって中の汁出てくるじゃないですか!
ちょ、っと、生々しくて、むり^q^
刺身とかは食べられるのに……^q^
あっやばい鳥肌立ってきた…なんで…!?卵料理大好きなのに…!!orz

…まあ、そんなこんなで。



乗換駅で撮った夕焼け。
このあたりまで来ると、もうすっかりおなじみの風景。
で、地元に降り立って感じたのは、

「あ、あれ、なんか思ったよりここって田舎なんじゃ」
と、
「山がない…!!!(千葉県ですから」

でした←←
いや、遠野って、どこ向いても山があったんですが、
地元は本当に空しかなくって…
今までずっとそこに住んでたのに、ちょっと怖いような、不思議な感じがしました。
ああ、あと、そう、遠野はまだ青々としてた稲が、こっちではもう黄金色がかってたこと。
実際、もう、今日の時点で大分稲刈りが始まってます。
一ヶ月くらい、季節が違ったんじゃないかなー。


そんな地元の一風景。首を右に90度傾けてご覧下さい。



山がねえ…



山が(以下略

でも、うん、遠野もいいとこだったけど、地元もいいとこなのです。はい。


…っと、ああ、もうこれで書き終わりか。うっあー、長かった…!(笑)
ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございます。
途中だけ読んでくださった方にもありがとうございます。
ちょっとでもお楽しみ頂けたなら幸いです。

しかし、夜行バス入れて三泊でこんなにくたびれるんだから、沖縄旅行(あと一週間くらいで行って来ます)の時は、今度は旅行記じゃなくて写真集くらいにしておこう…笑


面白いのが、地元でも、遠野で聞いたような昔話の片鱗がちょこっと残ってるらしいこと。
帰ってきて、家族にお土産話をしながら、「うちのとこでもこういうの無いの?」と聞いてみたら、
母は首をかしげてましたが、父いわく、お婆ちゃんが時々そんな話をしていた、と。
大きな鳥が子供をさらっていく、とか、そのような。
父が子供の頃はまだ茅葺屋根の家に住んでたそうですし、何というか、ひえー…
確かに白鷺やら青鷺やら(羽広げると人一人くらいの大きさ)はよく飛んでますが…
山が無いし開けてるしのどかだし、あまり自然への恐怖とか無いのかな、とか思ってたけど、そんなこともないらしい。

おばあちゃんに話を聞きに行きたいなあと思いながらまだいけてないのですよね…うーん。


そんな感じで。
長くなりましたが、このあたりで終わりにしたいと思います。
読んでくださって、どうもありがとうございました。
感想とか、うちの地元でもこういう昔話あるで!とかあったら、
コメントとかツイッターとかで@飛ばしてもらえるととても喜びます(´ワ`*)ノ
それでは、また。

さーて、次は沖縄だー!!
 
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