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宮沢賢治記念館編。たぶん一番ボリュームある、か、な?
ではでは、追記から!
<3日目>
いよいよ宮沢賢治記念館に向かいます!
昨日からの雪で真っ白になった花巻の町を見つつ、バスに揺られて20分。
駅から遠ざかるほど、風景が優しく白くなっていくのが印象的でした。
ちなみに賢治記念館があるのは見事に山の中。
どうやらバス停から500Mくらいは歩く模様…運動不足にはきつい。
でも眺めは素敵。
この時点では雪は止んでいたんですが、
木からサラサラサラサラ雪が落ちてくるので、
なんか半分くらい降ってるようなそんな感じでした。
途中で雪の吹き溜まりに足をつっこんだり、
人がいないことをいいことにえいやっと大の字スタンプしてみたりしつつ上る上る。
…え?冗談じゃありませんよ?←
記念館の中は撮影禁止だったので写真はないんですが、
賢治さんの生い立ちのポートレートはもちろん、
賢治さんの作品と絡めての鉱石や化学の説明があったりして、かなり充実してました。
というか、改めて、賢治さんの作品の中で、
どれがか多くの鉱石が比喩に使われてるか知ってびっくりしたり。
今は農学校の先生、という賢治さんが一番有名だと思うんですが、
石磨きを職にしようとしてたこともあったらしいです。びっくり。
「十力の金剛石」なんて作中比喩のほとんどが鉱石だと思う。
途中、団体のおばさんおじさん方が来たのでベンチでやりすごしたりもしましたが…モゴモゴ。
なんか、こう、ツアーで来て、ばーっと見て帰っていくやり方、好きじゃないん、だよなあ。
「賢治さんってこういう人だったのねー」みたいなセリフになんとなくモヤモヤしつつ。
多分私が構え過ぎなんですけどね。
で、帰り路は、ホットケーキとラフランスジュースを記念館のロビーで頂いたあと、
冬季期間は通行止めの道を、
「まあ多分大丈夫だと思いますよー」という受付のおばさまの言葉を信じて一気に下ってみました。
人がいない!一面の汚れひとつない雪野原!誰もいない!ヒャッホウ!!!
というわけで滾ってみた。
もちろん大の字スタンプもやったぞ!2回も!
満足感に浸りながら下って行ったら向こうからいきなり人がきてかなり挙動不審になったのは秘密だぞ!
…orz
しかし本当に、人の足跡がない雪野原って綺麗ですね。
賢治記念館のあと、近くのイーハトーブ館も童話村にも足を運んだんですが、
童話村からの景色。
純白。
でも、このときにはさっきのはしゃいだのとかが祟ってくたくただったので(×)、
写真を撮るだけでふらふらと童話村へ。
実は、童話村にも入れる二館共通のチケットを買ったのに見事に記念館に忘れてきてしまい、
そんな大したことないだろなーと半分ひねくれつつ入ったんですが、
……見くびってました。
一言だけ言うと、「賢治の学校」はまるごとひとつの作品のような場所でした。
写真撮影OKでバシャバシャ撮ったんですが、
あれは自分の目で見て衝撃をもらってほしいので、あえて載せないでおきます。
ちゃんと撮れなかったものを一枚だけ。
もし童話村の「賢治の学校」へ行くことがあったら、
人のいない時を見計らって、宇宙の部屋で、何か小さな灯りをつけてみてください。
息を呑むくらい綺麗です。
で。
帰りのバスの時間までまだ随分あったのと、
昼ごはんを食べてなくて死にそうだったので、
また500M上って記念館(の傍のレストラン)まで行くことに。
…ちょっ、そこ効率悪いとか言わないで!
げふん。
一回目に上った時(9時くらい)はまだずいぶん雪がありましたが、
この時(3時くらいかな)にはもう随分溶けてました。
で、その時に撮れたお気に入りの一枚。
氷の柱が水晶みたいで、思わず携帯を向けてました。
なんかこういうの、好きです。
そして、レストランに入る前に展望台からも一枚。
夏はきっと一面まっさおで綺麗なんだろうなぁと思いつつ、
空腹でフラフラ歩いてたら、展望台から降りる階段で転びました(←←
地味に痛かった…人が見てなくてほんとよかったっ…!!
で、レストラン、山猫亭(賢治好きの方ならもうこれだけでによによするに違いない)にいそいそと。
注文の多い料理店のテイストをあちこちに入れた内装にハァハァしつつ、
店員さんに、
「すいません、あのー、この冷麺(岩手名物)って、あったかいのありますか?」
「え、いえ、冷たいのだけになります」
「あ、やっぱりですか、じゃあこの天ぷらうどんで」
という意味不明な問答をしてしまったのは私です\(^o^)/
すいません空腹で疲れてたんです/(^o^)\
冷麺って名前からしてあったかかったらびっくりだよ!!
…あ、天ぷらうどん、実においしかったです…。
そして花巻まで帰ってきたのでした。
帰りのバス停で、なんだかずっと人の批判をしてる先輩らしき茶髪のお姉さんと、
それに毎回すごく丁寧に同意してる後輩らしき黒髪のお姉さんと一緒になって、
暇だったので、ちょっと離れたとこから話を聞いてるうちげしょんげしょんしてきたので、
夕日を見ながらぼんやり、写真撮ったりしてました。
ちょっとだけ淡い岩手の夕焼け。
それと、
銀河鉄道の夜の、からくり時計!
これもまた綺麗だったなー。
そして、次の日のために夕飯も朝ご飯もニューデイズで買い込んで、宿に戻りまして。
またまたずーっと読書してました。
今回の旅行でかなり宮沢賢治さんの作品読んだ訳なんですが、
「銀河鉄道の夜」は前前からでしたが、
「鹿踊りのはじまり」「水仙月の四日」が特に好きになりました。
特に鹿踊りの方は、花巻弁で喋って歌う鹿たちがすっっごく素敵。
4日目は帰宅記なので割とあっさりめになる予感?
次で最後ですー。
とりあえず、あれだ。
一人で食べるカップラーメンは、寂しいから止めた方がいい(×)